さてみなさん、上手に収納するってどういうことだと思いますか?
今「どうやって仕舞おうか(収納しようか)」を真っ先に考えませんでしたか?
実は散らかる原因って、取り出しにくくて仕舞いにくい場所に物を収納するからなんですよ。とくに私のようなずぼらの場合、苦労して取り出した物を使って元に戻すとき、面倒だとその物は収納に仕舞うことなく、出しっぱなしになり、出しっぱなしの物が多いと「ま、いっか」でどんどんいろんな物が出しっぱなしになり、部屋が荒れてしまうんですね。←ここで生まれもっての積み上げクセを発揮してしまいます・・・
あ、コレって割れ窓理論ですね。窓が割れているのを方放置するとゴミ捨てや軽犯罪が増え、モラルが低下し凶悪犯罪が起きるような・・・ちょっとオーバーですが、もうちょっと現実的な話にすると、誰かゴミをポイ捨てしていて、そのままにしておいたら他にもゴミをポイ捨てする人が出てくる・・・的なことです。おっと話がそれました^^;
なので、収納を考えるときは、「どうやって使うか」をイメージしていくとよいのです。
例えば良い収納ってどんな収納?かと申しますと、「(その)物を使う場所の近くに、取り出しやすく収納されている収納は良い収納」といえます。極端ですが、洗濯機が脱衣室に置いてあり、洗濯洗剤が2Fの寝室のクローゼットの引き出しの中に置かれていると(こんなことは絶対しないとは思いますが・・・)どうでしょう。
なんとなく、使いにくいと想像できますよね?←なんとなくってか、かなり使いにくいってわかるよ~って声が聞こえてきそうですが・・・
それをなんとなんとなくではなくハッキリと数値化したのが、私が勝手に収納の師と思っている飯田久恵先生考案の収納指数なのです。
収納指数では、まずその物を使おうとする場所から、物を取りに行くのに必要な歩数+取り出す手間数(クローゼットのドアを開けて、引き出しを引くなどそれぞれ1とカウントします)を収納の点数と考えてみるとアクション(歩数など)や手間などが少ない、すなわち点数の低い収納のほうが良い収納としています。
とはいえ、限られた収納スペースのなかで全ての物を全て使う場所の近くに仕舞うことはできませんよね。賃貸だとちょうど良い場所に、収納がなかったり、絶対的に足りなかったり・・・
そこで私の場合は、使用頻度をオプション加点として、使用頻度が多い物を優先して収納のベストポジションに配置していくことにしています。
これが私のずぼら収納術の基礎の基礎です。
この『点数』を考えながらご自身の収納を一度見直してみると面白いと思いますよ。
もちろん片付けの手順としては、この仕舞う場所を決める前に不要な物を捨てることが重要ですけどね。飯田先生の著書でこの収納指数がしっかり解説されているものがあります。
飯田久恵 『収納指数』でわかる片づく収納 片づかない収納
ご興味がある方は是非一読されてください。
今回私のずぼら収納術の基礎の基礎をご紹介しましたが、もちろん思想、精神論だけで片付けができるのだ!とは言うつもりはありません。「使いやすい収納」を実現するには、収納のコツ、スキルも必要です。この後少しずつ、ずぼらでもできる収納のコツをご紹介していく予定です。